【写真】ヨコハマまち普請事業で実現した西区の多世代・多国籍交流拠点「CASACO」=写真提供・tomito architecture
横浜市は、7月8日に横浜みなとみらい21プレゼンテーションルーム(横浜市西区みなとみらい2、クイーンズスクエア横浜・クイーンモール3階)で「「ヨコハマ市民まち普請事業 平成29年度1次コンテスト」を開催します。
地域の課題解決や魅力向上のために必要な施設整備を目指し、上限500万円の助成を獲得するため、12の住民団体による提案が公開審査されます。 今年で13回目となる同事業は、2005年から始まりました。
横浜市都市整備局によると「普請(ふしん)」とは、「普く請う(あまねくこう)」とも読み、「力を合わせて作業に従事すること」という意味があります。 市がハード設備等の助成を出す制度ですが、約1年間の審査を通じ、提案した住民たちが目的を共有し、コミュニティのきずなを深める時間をかけることで「ハードを作ったけれども活用されない」というリスクをできるだけ軽減する仕掛けになっています。
これまでに防災・里山の整備、子育て支援機能を持ったコミュニティカフェ、高齢化する地域に対応するための拠点整備などさまざまな提案が実現しています。 今年度整備を提案したのは11団体。1次審査を免除された1団体を含む計12団体が午前中にプレゼンテーションを実施し、午後はヨコハマ市民まち普請事業部会委員による公開質疑に答えます。
プレゼン・審査はだれでも参観可能で、1次審査終了後に設けられた交流タイムでは、これから地域でまちづくりにチャレンジしたい人達同士で情報交換したり、アイデアを得たりする機会にもなっています。 コンテストは10時〜16時30分まで。