横浜市環境科学研究所では、ヒートアイランドの実態を把握するため市内43地点で気温観測を行い、今年の夏(7月~8月、62日[1,488時間])の観測結果を発表しました。
北東部(鶴見区、港北区、都筑区、神奈川区、西区など)で高温となる傾向がみられ、真夏日日数では、鶴見区生麦で最も多い41日、港南区港南台で最も少ない26日を観測し、観測地点間で最大15日の差があったようです。
また平均気温では、北東部(鶴見区、港北区、神奈川区など)で高温となる傾向がみられた一方、栄区や金沢区の円海山周辺地区、瀬谷区、泉区、戸塚区や港南区の舞岡・野庭地区、旭区の大池・今井・名瀬地区といった大規模な緑地がある地域では低温となる傾向がみられ、鶴見区生麦で最も高い27.1℃、港南区港南台で最も低い25.7℃を観測し、観測地点間で最大1.4℃の差がみられました。
日中は、市内の北東部(鶴見区、港北区、都筑区、神奈川区、西区など)で高温となり、夜間では横浜港周辺(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区など)で高温となっており、ここ数年同様の傾向となっています。