JICA横浜(横浜市中区新港2)で11月25日夜、「多文化共生社会形成における地方自治体の役割-多文化共生による創造都市に向けた実践について:日タイフューチャーセッション in 横浜」が開催されます。6月に続く2度目も実施となります。
この報告会は、横浜国立大学、アジア工科大学(タイ)などが共同で進めていた2013年度「トヨタ財団国際助成プログラム助成事業報告」も兼ねています。
9月下旬にタイで行われた視察・議論が報告されたのち、横浜市都筑区・中区で展開されている「外国につながる子どもたち」に対する支援事例が紹介され、横浜に定住する外国人・外国につながる子どもたちに対して、どのような政策が必要であるのかを、参加者でアイデアを出し合う構成となっています。
主催は「横浜市多文化共生ワークショップ実行委員会」。未来についての対話の場「フューチャーセッション」開催を通して若者のまちづくり参加を目指す団体「Yokohama Future Lab」とLOCAL GOOD YOKOHAMA(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)が協力します。
この研究の正式名称は、「多文化共生社会形成における地方自治体の役割―県/市レベルの移民政策と実践についての日タイ対話」。6月に日本で、9月にタイで行われた対話を踏まえて、今回、政策のアイデアを出し合うことを目的に開催されることになりました。
9月のワークショップでは、ミャンマーからの移民が38万人と非常に多いタイのサムットサコーン県で、移民の子ども達に対する教育をテーマに、学校関係者、NGOのメンバーらが議論を展開しました。
今回の報告会では、このタイでで行われた議論について、横浜から参加した横浜国大の小ヶ谷千穂准教授が説明したうえで、横浜での支援事例を紹介。
学校外で外国につながる子どもに対する支援をしている「都筑多文化・青少年交流プラザ・つづきMYプラザ」館長の林田育美さん、「ことぶき青少年ひろば」の石井淳一さんが、それぞれの取り組みについて発表します。
さらに、後半は参加者によるグループディスカッションを実施して、政策のアイデア出しをします。
国際交流から一歩踏み込み、「多文化との共生」のあり方について考えたい人達の参加を募っています。
実施時間は19時〜21時。JICA横浜「いちょうの部屋、やまゆりの部屋」。参加費は無料です。