障がい認定を受ける・受けない、種類、程度に関わらず、自立を目指す若者を応援するNPO法人「ヒューマンフェローシップ」(横浜市磯子区東町9)は、生きづらさを抱える若者らとミュージカルをつくるプログラムを10月からスタートします。さまざまな役割があるミュージカルへの参加を通して、仲間づくりや達成感を体感してもらい、今後の人生に役立ててもらうことを目指します。
この企画は「生きづらさを抱える子ども・若者とつくるミュージカルプロジェクト」として、横浜市と(公財)横浜市芸術文化振興財団の助成事業「芸術創造特別支援事業リーディング・プログラム YokohamArtLife(ヨコハマートライフ)」に申請し、採択されています。
同法人は設立以来、不登校やニート、引きこもりなどから自立を目指す若者に、働き続ける為の住まいの提供や個別の課題に合わせた就労支援を行っています。活動の目的は学校復帰や就職支援ではなく、若者たちが自分自身を肯定でき、何か一歩を踏み出す機会を提供すること。ミュージカルのプロジェクトは、学校でも仕事でもないプログラムですが、キャストだけでなく、裏方の仕事も多く、大道具、音響、照明、広報など自分にあった役割があり、一つのものを皆で創り上げる醍醐味(だいごみ)を体感してもらいたいと思っています。
プログラムは、根岸駅前のK2インターナショナルグループが2017年に開設した施設「Negishi Live BOX M6」などを会場に3カ月間、タップダンサーのおどるなつこさんら専門家を招きワークショップ形式の練習を行います。
今回はロックミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」のハイライトシーンを上演予定。発表は12月21日(土)、22日(日)に野外や屋内で行います。
現在、プログラム開始にさきがけ、先行メンバーで週3回を練習がダンスレッスンを中心に行っています。10月から興味のある人に参加してもらいます。
<概要>
練習日は、水・木曜日16時〜17時 日曜日13時〜15時
対象:15歳〜25歳ぐらい(不登校・ひきこもり状態及びその経験のある男女)
条件:12月21・22日の公演当日に参加できる人
(当日参加する気持ちがあれば練習は1回でも可)
サポート体制:プログラム参加者はミュージカルの練習と平行して、専門スタッフが心理面などのフォローアップを同時に行う。通信制高校との連携による進学支援や就労支援なども実施可。
実施団体:NPO法人ヒューマンフェローシップ