市営バスで「Visaのタッチ決済」でご乗車ができるキャッシュレス実証実験!

横浜市交通局では、株式会社横浜銀行(横浜市西区)、三井住友カード株式会社(東京都江東区)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区)、QUADRAC株式会社(東京都港区)及び株式会社小田原機器(神奈川県小田原市)との共同実験として、「Visa のタッチ決済」を利用した運賃収受実証実験 を、市営バスの一部路線で開始します。

本実証実験は、Visa のタッチ決済を利用できる機器を車内に設置し、お客様がお持ちのタッチ決済に対応したカードによりバス運賃を収受するものです。Visa のタッチ決済による運賃収受は、首都圏を運行する路線バスでは初の試みとなります。Visa のタッチ決済は、世界では公共交通の分野においても既に一般的に利用されています。国内でも、コロナ禍で消費者の“非接触”に対する関心の高まりもあり、従来の交通系 IC カードに加え、バスをご利用いただく際の新たな非接触決済手段として、安心と利便性の向上が期待できます。本実証実験を通じ、路線バス乗車時におけるキャッシュレスの可能性を検証します。


 

◆実証実験の概要
令和3年 10 月1日に、109 系統にリムジン型車両による特急便を新設します。首都高速道路を経由するルートで座席定員制(先着順・予約不可)とすることにより、速達性と快適性が向上します。この 109 系統特急便は、交通系 IC カード(PASMO/Suica 等)、市営バス定期券、1日乗車券等でのご利用に加え、Visa のタッチ決済でのご利用が可能となります。現金のご利用(運賃のお支払い・IC カードチャージ等)はできません。

◆対象路線
109 系統 特急(首都高速道路経由) ※平日のみ運行
【朝】横浜駅前(東口 14 番のりば)→大黒税関正門前・C3 バース(計9便)
【夕】スカイウォーク前・大黒海づり公園→横浜駅前(計8便)
運賃:大人 220円/小児110円
運行期間:令和3年10月1日~令和4年9月30日(予定)

◆Visa のタッチ決済利用方法
バス車載運賃箱に、Visa のタッチ決済の読取機器を設置します。Visa のタッチ決済に対応したカード(クレジット、プリペイド、デビット)をかざしていただくことで運賃をお支払いいただけます。大人運賃及び小児運賃に対応しています。

◆実証実験の拡大予定
今年の冬を目途に、「あかいくつ」等の観光系路線においても、Visa のタッチ決済を導入します。なお、新型コロナウイルス感染症の収束状況や観光需要の動向を見極めながら、実施する予定であり、詳細については追ってお知らせいたします。

◆Visa のタッチ決済について
Visa のタッチ決済は、日本を含む世界約 200 の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。世界では、470 以上の公共交通機関で導入され、約 700 のプロジェクトが進行中で、今後、利用可能な都市のさらなる増加が期待されています。
日本では、Visa のタッチ決済に対応したカードの発行は、令和3年6月末時点で 5,100 万枚を超えています。スーパーやコンビニエンスストア、ファストフードレストラン等をはじめ、利用可能な店舗は急速に拡大しています