【ニュース】神奈川区と横浜市立大学から生まれた保育・教育施設向けの防災教材「てくてくまっち」が完成!

神奈川区と横浜市立大学は、大規模災害への備えから、保育・教育施設の防災対策に取り組んでいます。「保育・教育施設防災アドバイザー派遣事業」を実施してきました。日常活動の延長にある防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる教材「てくてくまっち」を保育・教育施設に通う園児と職員が力を併せて、制作しました。

保育所や幼稚園の職員や横浜市立大学を中心に、取組を応援していただいた出版社や印刷会社などの協力を得て、官民学一体で取り組み、これまでにない実践的な教材が完成しました。

教材は神奈川区内の保育・教育施設約 130 施設に配布され、園児や職員の防災意識の向上を目指します。

神奈川区独自の取組として、保育・教育施設が「自助」「共助」の観点で防災対策に取り組んでいます。横浜市立大学と教員地域貢献活動支援事業として協定を結び、保育・教育施設防災アドバイザーによる保育・教育施設向けの講座やワークショップ、伴走支援等を、令和元年度から令和 3年度まで3年間実施しました。

教材の詳しい説明や使い方などは、以下のURLからダウンロード!
https://www.yokohama-cu.ac.jp/Contributions/product/fukudokuhon_DW.html

 

 

保育・教育施設防災アドバイザー

三輪 律江(横浜市立大学国際教養学部都市学系 教授)

(株)坂倉建築研究所、横浜国大を経て 2011 年 4 月より現職。専門は建築・都市計画、参画型まちづくり、こどものための都市環境。「子ども」と「まち」との関係に着目した調査研究を数多く手掛ける。代表編著書に『まち保育のススメ(萌文社、2017)』ほか。

稲垣 景子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教授)

専門は地域防災、都市解析。自治体において都市防災や都市計画に関する委員会・審議会 などの委員を務める。安全に安心して暮らすことのできる地域づくりを目指し、ハードとソフ トの両面から幅広く研究している。