大佛次郎記念館活性化プロジェクト「ギネス級!本をならべてモザイクアート!」プレ開催

公募で集まった女子大学生が、大佛次郎記念館(横浜市中区)の魅力を伝える「大佛次郎記念館活性化プロジェクト(ハコいりムスメプロジェクト)」が9月25日(金)、「ギネス級!本をならべてモザイクアート!」をプレ開催します。

大佛次郎記念館にて250冊の文庫本を使い、小さいサイズのモザイクアートを制作します。近年のSNSや電子書籍の普及により、本を読まない人が増え、紙の本に触れる機会が少なくなっているという問題意識を掛け合わせたことから生まれた「本を使って楽しむ」イベントです。

本をならべてモザイクアートの制作過程では、頭を使って考えパソコンを使ってシミュレーションを行ったとしても、完成品に不具合が生じる可能性があります。そこで、今回のイベントではプレ開催として、11月開催の本番に類似した方法でモザイクアートを制作します。そして参加者の方々のご意見を参考にすることで、本番ではレベルアップした作品ををお披露目していく予定です。

ハコいりムスメプロジェクトは、女子大学生らが、シナリオ・プランニングやデザインシンキングなどさまざまな手法を使ったワークショップを通して、地域の課題や魅力をみつけ、課題解決のアイデアを生み出し実践する活動です。2013年からNPO法人ハナラボ(東京都墨田区)が横浜市文化観光局、横浜市芸術文化振興財団と連携して実施しています。

大佛次郎は、「鞍馬天狗」「赤穂浪士」「パリ燃ゆ」「霧笛」などを書いた横浜生まれの作家です。生地に近い港の見える丘公園に1978年に開館した大佛次郎記念館は、アーチ型の屋根と赤レンガが特徴的な2階建ての洋風の建物で、大佛次郎が収集した文献や雑誌、執筆のための素材や愛用品などが展示されています。

同イベントを企画した慶應大学1年の本蔵 紅奈さん、神奈川大学3年の福岡 麻里さんは「今まで誰も見たことがない「本のモザイクアート」を作ってみませんか?本を読むことが、好きでも嫌いでも、大人でも子どもでも、どなたでも参加できるようなイベントを企画しました。皆さん、是非お気軽にご参加ください!」と話しています。

開催時間は17時30分~20時。途中参加可能。参加費無料。申込は当日、大佛次郎記念館で受け付けます。