社会に役立つ活動をする団体に、活動資金や人材などを仲介・提供し、地域資源を確保する事業を展開する「公益財団法人かながわ生き活き市民基金」(以下基金、横浜市港北区新横浜2、鳴海正泰理事長)は1月5日から「事業指定助成プログラム・エラベル」を開始します。
=写真は、事業指定プログラム「エラベル」登録団体に選ばれた4団体のうちの1つ「NPO法人フェアスタートサポート」の高校生向けの企業説明会=
12月20日に新横浜オルタナティブ生活館で開催されるキックオフイベントでは、挑戦する4団体が事業の必要性などをプレゼンテーションするとともに、「クラウドファンディング」についての講演会が行われます。
事業指定助成プログラム『エラベル』は、地域課題を解決したいという活動を実施しようとする団体に対して、同基金が情報発信やアドバイスなどで応援する仕組みです。実施期間は3月20日まで。
実施団体選定は、2014年8月から始まり、11月末に「認定NPO法人地域作業所たんぽぽ」(湯河原町)、「NPO法人フェアスタートサポート」(横浜市中区北仲通3)「『福島の子どもたちとともに』川崎市民の会」(川崎市)、「認定NPO法人地球学校」(横浜市栄区小菅ヶ谷1)の4団体が決定しました。
基金は、A4判カラー12ページの紹介パンフレットを約2000部作成して各団体の挑戦プロジェクトを発信するとともに、同基金ウェブサイトでも寄付申請を受け付けます。
寄付金は、いったん同基金が集め、期間終了後に各団体に「助成金」として配分される仕組みです。一般的なクラウドファンディングと異なり、目標額に達しなくてもその時点で集まっていた金額から手数料を引いた額が助成されます。
キックオフイベントでは、4団体の代表が活動と挑戦プロジェクトについて紹介するアピールタイムを設けます。また、このプレゼンテーションに先立ち、同基金理事で認定NPO法人「藤沢市市民活動推進連絡会理事・事務局長」の手塚明美さんが「クラウドファンディングを使いこなす」をテーマに講演を行います。
キックオフイベントは参加自由。参加費は500円(ワンドリンク付き)。問い合わせは同基金TEL045(620)9044。詳細はウェブサイトで確認してください。