がん患者は、約3人に1人が現役世代(15〜64歳)とされており、生涯でがんになる確率は2人に1人。
がんは、突然おそってくる自然災害のようなものなのに、準備をしていない人が多くいます。いざというときに慌てないで済むように備えておこうという考え方を「がん防災®」といいます。
横浜市は「横浜市がん撲滅対策推進条例」に基づいて、横浜市民のがん対策に関わる様々な取組を実施しています。
「これだけは防災してほしい」という情報をまとめた入門書『現役世代のためのがん防災®マニュアル』の横浜市版を作成しました。一般社団法人がんと働く応援団が編集・発行し、健康習慣やウイルス・細菌対策によるリスクの低下や、早期発見やがん検診のススメ、がんの治療費と生活費をサポートする制度などを紹介し、日頃の備えを啓発しています。
また、いざというときの治療選択の基本や、がんの正しい知識、相談窓口からがん治療と仕事の両立のためのステップ、身近な家族や同僚ががんになった時の接し方まで、がん専門医とがん経験者が苦労したポイントが反映されています。
がんの知識を最新版にアップデートし、信頼できる情報と相談先を備えて、自分や家族を守るために行動しましょう。