環境に与える影響を軽減するための仕組みづくりに取り組む「かんきょうデザインプロジェクト」(横浜市中区山下町86)が10月27日、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で、かんきょうセミナー「ごみは語る~静脈産業のゆくえと市民活動の課題~」を開催します。
講師に元朝日新聞記者で環境・廃棄物問題を25年間追い続けてきたジャーナリストの杉本裕明さんを講師に迎えます。杉本さんは、廃棄物、自然保護、環境、地球温暖化、ダム・道路問題等環境問題全般を取材してきました。環境省・国土交通省・自治体の動向にも詳しいフリージャーナリストで、NPO法人未来舎代表。著書に「環境省の大罪」「ゴミ分別の異常な世界(共著)」「廃棄物列島・日本(共著)」「赤い土 フェロシルト なぜ企業犯罪は繰り返されたのか」等多数。
日本のごみは年間約4億2000万トン。分別収集やリサイクルが奨励され、最新型の焼却炉は環境に配慮されていますが、日々の「ごみの行方」はどうなっているのでしょうか。当日は、最先端のリサイクル施設、不法投棄の現場、海を渡った中古品、関連法施行の背景、拡大するリユース事情などについて杉本さんが書いた新著「ルポにっぽんのごみ」(岩波新書)の紹介、割引販売も行われます。
セミナーでは、日常生活や事業における資源のロスや、若い世代に将来を引き継ぐ市民の活動について考えます。開催は18時30分から。参加費1,000円(中高校生無料、要申込)。