地域に必要なゆるやかな見守り「傾聴ボランティア」

★LOCAL GOOD YOKOHAMAは横浜市内にある地域ケアプラザで行われるイベント情報を発信しています★

家族と同居していても日中の長い時間1人で過ごしていたり、1人暮らしで話をする機会がほとんどなかったりする高齢者の多い地域では、公的サービスだけでは生活の質を維持できず、地域も巻き込んだ重層的なみまもりが必要とされています。

住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らしていくための「ゆるやかな見守り」として、原宿地域ケアプラザ(横浜市横浜市戸塚区原宿 4)エリアでは2011年から「傾聴ボランティア」のみなさんが高齢者施設や個人宅に傾聴訪問のボランティア活動をしています。

原宿ケアプラザエリアは、40,634人。原宿地域の高齢化率は、32,1%、独居率は18,1%になっています。(2016年3月1日現在)。

傾聴ボランティア講座は、2010年、ボランティアの発案がきっかけで始まりました。初年度は5回講座で、定員40人のところ満員御礼の40人が参加。民生委員・地域ボランティア・一般の人たちなどが参加しました。

このうち、修了生20人と約1年間話し合いを重ね、2011年「傾聴ボランティア 虹」が立ち上がりました 。傾聴講座は同年以降、毎年開講されこれまでに延べ100人が受講し、「虹」と「傾聴同好会」の2グループが現在活動しています。

利用者からは「年を取ると自宅に訪問してくれる人も少なくなってくるので、人が訪ねて来てくれると嬉しい」「1日誰ともしゃべらない日もあるので、お話できるのを楽しみにしている」「1人でいると物事を悪いほうにかんがえてしまうけれど、お話聴いてもらえると元気になる」という反響が寄せられています。

ますます高齢化が進む地域で大切な活動として、ケアプラザは今後も人材育成・グループの支援に取り組んでいきます。

2016年度の傾聴ボランティア養成講座は、10月から5回シリーズで開催します。5回の中の1回は認知症サポーター養成講座を同時開催しており、この講座のみの受講も可能です。 詳細はこちらのページでご確認ください。

https://yokohama.localgood.jp/event/8353/

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