瀬谷区最大のイベント「瀬谷フェスティバル」で「アジアめしフェス」

瀬谷区にある「旧瀬谷通信施設はらっぱ」で 10月23日、瀬谷区最大のイベント「瀬谷フェスティバル」が開催されました。秋晴れとなった今年のイベントでは、「横浜音祭り2016」と連携したステージイベントや、「第50回アジア開発銀行年次総会」横浜開催連携事業の「アジアめしフェス」、一大グルメイベント「瀬谷うまいもの市」など、計121の出店と17団体のステージパフォーマンスに多くの来場者が訪れました。

瀬谷区:アジアめしフェス - 2
 「アジアめしフェス」では、地産地消の素材重視のレストラン「驛の食卓」を経営する地元企業「横浜ビール」はアジア各国のビールを取りそろえました。同社が開発した同区内産小麦使用の「瀬谷の小麦ビール」やシンガポールの「タイガービール」、タイの「シンハー」、ベトナムの「333ビール」、ネパールの「ネパールアイス」を販売。「ふだん日本ではあまり見かけないビールを選んでみました」という言葉通り、来場者は各国の地ビールをアジア料理のおつまみと一緒に味わいました。

瀬谷区:アジアめしフェス - 3
横浜点心屋台「吉清」は、シューマイや点心など中華料理を販売しました。現店主の祖父、先先代の主人が作り上げた自慢のシューマイと、横浜中華街仕込み点心は「本場の味が売り」。だと言います。手軽に食べられるとあって、会場内のあちこちでほおばる姿がありあました。

瀬谷区:アジアめしフェス - 4
「アイル」は普段、神奈川県のブランド豚「高座豚」を使ったホットドッグなどを販売しているケータリングカーです。今回のイベントでは、バリに住んでいたことがあるという店主が現地の調味料とニンニクや唐辛子をご飯と一緒に炒めた「ナシゴレン」と、ご飯の代わりに中華麺と炒めた「ミーゴレン」を販売しました。「インドネシアも主食が白米なので、インドネシア料理は日本人の味覚とよく合うと言われています。今回はよりエスニック感を出すため、少し辛めに仕上げました」と店主。

瀬谷区:アジアめしフェス - 1
 また、地元勢に加え、他県からの出店者もアジアンフードの一品に挑戦。静岡県富士宮市の名物「富士宮焼きそば」の移動販売をしている「駿味屋」は、このイベントのために静岡から車を走らせました。今回販売したタイの代表的な料理の一つ「パッタイ」は、センレックという米粉でできた麺を使ったタイ風の焼きそばです。店主がタイ旅行をした際、地元の屋台の味に惚れ込み、その作り方を教わったといいます。タイの調味料を使い現地の味を再現しながらも、パクチーを抜くなど、イベントで訪れる家族連れなどだれにでも食べやすい味付けを心がけたそうです。

瀬谷区:アジアめしフェス - 7
トルコ料理では、「カッパドキアドネルケバブ」が東京都内から出店。味付けをしたお肉を重ねて回転焼きする串焼き「ドネルケバブ」や粘度の高さが特徴の「トルコアイス」「トルコビール」を販売しました。迫力のある巨大なお肉が回転する様子をまじまじと見つめる子どもや、トルコアイスの独特な食感を楽しむ人が多く見られました。

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アジア開発銀行は、アジア・太平洋地域における経済成長と経済協力を促進することを目的とした国際開発金融機関です。横浜市では、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに、2017年開催に向けた準備を進めています。