2015年4月2日、大口通商店街協同組合と学校法人横浜商科大学が「商店街活性化と地域振興における連携に関する協定書」の締結を行いました。
本協定書締結により、2006年から進められている大口通商店街と横浜商科大学の「商学連携」がより強固なものとなることが期待されます。

地域を活性化するためのアイデアや人材を外部から得たい商店街と、地域と連携した事業を通じて実社会の経験を伴う「学び」を積極的に取り入れたいというニーズをもつ大学が協働し、商店街の活性化を目指す「商学連携」として、大口通商店街と横浜商科大学の間では、すでに様々な連携、試みがなされています。
協定締結日となった4月2日には、商店街側が企画し、大学がプロデュースした商店街の活性化をはかるイベント「おおぐち通商店街川柳コンテスト 新春お買い物川柳」の受賞作の発表も行われていました。

同企画は、1月10日より「お買い物」をテーマにした川柳を、大口商店街に来た人々から募集し、「大口通商店街協同組合理事長賞」、「横浜商科大学学長賞」、「優秀作品賞」など合計24作品を受賞作として「おおぐちコミュニティセンター」(神奈川区大口通7)にて発表する企画です。(発表は4月4日まで)
今回の協定締結について、横浜商科大学学長柴田悟一さんは「地域と密着し、地域貢献を行っていくことは大学の使命である。今までそれぞれの教員が各地域でコネクションをつくりながら育てていた商学連携のスタイルを、大学全体としてバックアップしていこうという想いから、そのひとつとして今回の協定締結ということになった。」と話します。
また、大口通商店街協同組合理事長の渡辺誠さんは「10年後、20年後を見据えて、商店街のあるべき姿、将来向かっていく方向について連携して考えていきたい。商学連携があることで、学生は、大学で机に向かって学問を学ぶこと以外に、大学外での実践的な経験を通し、自分の視点だけでなく、商店街の視点、商店街にくるお客さんの視点を持つことが出来る。そこが商学連携の大きな意味だとおもう。」と話していました。
横浜商科大学が商店街との協定を結ぶことは今回の大口通商店街との協定が初めてとなります。