7月4日、横浜の関内周辺で、地域の課題を発見するための街歩きイベントが開催されました。
企画したのはアクセンチュア株式会社の若手社員。同社は住みやすい地域を持続させるために市民主導で地域の課題を発見し解決することを目的としたプラットフォームサイトLOCAL GOOD YOKOHAMAのサポーターであり、サポート活動の一環として、有志の社員を対象に今回のイベントを実施しました。
イベントにはアクセンチュアの有志の社員に加え、横浜市立大学の学生らも参加し、LOCAL GOOD YOKOHAMAサイト上にある地域課題を投稿できる機能を使い、街歩きをしながら気がついた点について課題投稿を行いました。「街路樹が切られたあとそのまま放置されている」「看板が日本語only」など実際に街を見ることで得られた気づきが寄せられました。このようにLOCAL GOOD YOKOHAMAに寄せられる地域課題に関する投稿が今後増えていくことで、地域の課題が可視化され、解決を目指すプロジェクトの立ち上げにつながることが期待されています。
街歩きの合間には、横浜寿町にあるホステル「ヨコハマホステルヴィレッジ」(中区松影町3)に立ち寄り、同宿泊所を運営するコトラボ合同会社代表社員岡部友彦さんに寿町でまちづくりに取り組むことやその実態についてお話を聞きました。
街歩き後は、感じたことを参加者同士が共有する場としてアイデアソンワークショップも実施され、意見交換が行われました。「地域に入り込んで、課題解決に取り組む人に普段接することがないため、その活動を認知する機会がない。例えば地域に根差す高校や大学のプログラムとして地域課題解決に取り組む人や場所への訪問があったら良いのでは」といった、市民と地域、地域課題解決に取り組む主体を結ぶためのアイデアが提案されました。
イベントの参加者からは「課題を見つけようとして普段意識しない障がい者やベビーカー利用者の視点で街を見ることで、新たな気づきを得られた」「今回の街歩きのような、リアルな視点で地域の問題を洗い出し、解決策を考えみる場は今までにないと思った」といった感想が出されました。
地域の課題を発見する街歩きイベントは今後も定期的に開催される予定です。