米軍消防隊とサンタが、こども病院でクリスマスプレゼント

神奈川県立こども医療センター(横浜市南区六ツ川 2)で12月24日に米海軍日本管区司令部関東地区消防隊(以下、米軍消防隊)によるクリスマスイベント、『サンタと一緒に「こども病院」に行ってクリスマス・プレゼントをしよう!!』が行なわれました。

米軍消防隊は、2006年からファイヤーファイター・アソシエーション(以下、FFA)を立ち上げ、Tシャツやタオルなどのオリジナル物品を制作販売した売上金を神奈川県内の児童養護施設に寄付する活動を行っています。今までに神奈川県内の児童養護施設の27施設を周り、寄付活動を行っていました。

今回のイベントは入院中に自宅で家族と触れ合うことが出来ない子供達や、外来で受診している子供達の励ましとなってほしいということで、企画されたものです。

今後も活動を継続すると同時に、FFA内で消防隊として病院の子供達の為に出来る事を考え、今回のイベントが開催されることになりました。当日はアメリカ人サンタクロースと消防士が病棟を周り、子供たちにプレゼントを配りました。また、米軍消防隊隊員による消防車を使用した放水デモンストレーションや、子供達による放水体験、消防自動車の乗車体験、米軍の爆発物処理班が実際に使用しているロボットの操作体験などを行いました。

「体験型のイベントでは、普段は大きな声を出さないような子どもたちが生き生きとしていた。その姿を見た親御さんも喜んでくれた」と同センターボランティアコーディネーターの加藤悦與さんは話していました。

今回の企画を担当した米海軍横須賀基地消防隊の通訳運転手・加瀬哲也さんは「子どもたちの笑顔が見れて逆に我々が元気をもらった。このようなイベントができた事を誇りに思う」と話していました。

こども医療センターは病気や障害のある子供達に、医療と福祉を一体として提供している総合医療・福祉施設です。こども専門病院や障害児入所施設、12の病棟や入院・入所している子供たちが通学する養護学校をセンター内に備えた施設となっています。

 

日時:12月24日木曜日 13時~15時

場所:〒232-8555 神奈川県横浜市南区六ツ川 2-138-4

    地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター